職員さんの募集・採用
中途で職員を採用する予定です。何か気をつけることはありますか!?
先日、某私立幼稚園の園長さんより上のような相談を受けました。
中途で職員を採用する予定です。新規採用と同じ要領でよいのでしょうか。それとも特別に何か気をつけることはありますか!?
そこでアドバイスしたのは
園と応募者にギャップがないように、また園が求める人を明確にするとよいですね。なので、よい人材を獲得する為に募集と採用に分けて考えてみましょう!
とアドバイスをさせて頂きました。
募集
正規職員さん、パートさん等 求める人が明確になったらいよいよ募集です。保育園、幼稚園が中途採用する時の代表的な募集方法は以下の通りです。
- ハローワーク
すべての年代に対応 条件次第では助成金の対象にもなります - 新聞広告
ハロ−ワーク同様 すぐにでも仕事につきたい人が探せます - 口コミ
紹介等なので求人の信頼性が高い でも口約束等でのちのち問題も…
インターネットでの募集は、比較的若い世代に広く発信できる方法ですが まだ、実践している園長さんは少ないですね。
書類の選考
面接の前に応募時の電話対応や履歴書等で応募者の「一般常識」を確認できます。個人情報に基づき、面接前の書類選考でもれた応募者への対応が必要です。
- 選考結果をお知らせする
- 預かった書類は、こちらで責任を持って破棄するか応募者へ返送する
面接
園で働く上で特に重要なのは、コミュニケーション能力です。外面的な容姿、態度に取れわれず客観的に判断できる面接チェックシート等を利用して行いましょう。
面接でしてはいけない質問
【社会的差別の原因となる質問】
- 本籍はどこですか?
- おとうさんの職業は?
- 自宅は持ち家ですか、借家ですか?
【思想、信条に関する質問】
- 支持する政党はありますか?
- 愛読書、購読雑誌は何ですか?
- 尊敬する人物は誰ですか?
選考時の必要書類
選考時の提出書類と採用決定時の提出書類を明確に分けておきましょう。
- 履歴書(3ヶ月以内に撮影した写真を添付)
- 職務経歴書(A4版で1枚程度)
- 健康診断書(提出前3ヶ月以内に受診したもの)
- 卒業証明書
- 資格証
- その他園が必要とする書類
〈注〉選考時の健康診断は、応募者の適正と能力を判断する為のものです。 「雇い入れ時の健康診断」に必要な「血液検査」等は、選考時に適正、能力を判断する上で必要かどうかを慎重に対応しましょう。
採用決定時の必要書類
職員として採用された場合、2週間以内に提出してもらう書類です。
- 誓約書
- 住民票記載事項証明書
- 扶養親族控除申告書そのほか税法上に必要な書類
- 通勤届
- その他園が必要とする書類(口座振込み同意書、住宅手当申請書等)
採用決定時に提出された書類の使用目的
園に提出された書類は、以下の目的により利用します。「個人情報の取り扱い」に注意する為に必要です。
- 昇降給の決定
- 賃金、賞与、退職金の決定及び支払
- 所得税、社会保険料の控除
- 教育、健康管理
- 表彰及び制裁
- その他、園の人事、労務管理に必要な事項
採用の合否を通知
面接の結果、採用の合否を園長さんは速やかに通知する必要があります。
- 採用通知の場合は、電話でもOKです
- 不採用の場合は、応募書類の返却もあるので書面の送付がよいでしょう
(このとき、簡単に不採用の理由も明記するとよいでしょう ※経験年数等)
改正雇用保険法と募集・採用
昨年の10月から募集・採用時の年齢制限が原則禁止になりました。体力、視力等を理由とした年齢制限ができなくなります。これからは「年齢不問」とする必要があります。
【例外的に年齢制限が認められるケース】
- 定年が60歳なので60歳未満を募集
- 長期勤務によるキャリア形成を図るので、若年者を募集
今後の採用ポイント
園でどのような人材がほしいのかを明確にして、応募者の能力と適正をチェックするようにしましょう。
- 年齢以外の条件を明確化
(保育園勤務○○年以上 保育資格を取得後○○年以上 など) - パートタイマー、契約社員から正規職員への登用あり
- 早番・遅番等、勤務日や時間は相談に応じる
「職員さんの募集・採用」のチェックポイント!
- 募集、採用は人権や個人情報に注意して行いましょう!
- 選考、採用時の必要書類は明確に分けておきましょう!
- 採用コストや園の活性化のためにも定着に目を向けた募集・採用が必要ですね!